これからの介護業界のこと

Future

介護業界で働くって大変?
“介護”と聞くと「体力的にきつそう」「給与が低そう」「無資格・未経験ではできないだろう」とイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際にはそうではありません。これらのマイナスイメージを変える、現場の取り組みについて紹介します。

安全で安心なケア

福祉用具や福祉機器を使用したケアだけが、ノーリフティングケアではなく、ケアの際の身体の使い方や作業環境を工夫していくことも大切です。また、「リフトや福祉用具がない」「リフトはあるが使いこなせていない」という状況にならないために、近江ちいろば会では、理学療法士や作業療法士などのセラピストを中心に、リフトなどの福祉用具を積極的に導入して、技術を磨く研修を行っています。

ノーリフティングケアとは
介護する側、される側双方にとって、安全で安心な、持ち上げない・抱え上げない・引きずらないケアのことです。
「持ち上げない介護=ノーリフト®」とは、オーストラリア看護連盟が、看護師の腰痛予防対策として、1998年にスタートさせたことに端を発します。
人力のみの移乗を禁止し、患者さんの自立度を考慮して福祉用具を活用しようという考え方です。
(日本ノーリフト協会ホームページより引用)

社会福祉法人ってなに?

社会福祉法人とは、日本が終戦後に公的な社会福祉事業を進めていくために、1951年に制定された公益法人のことです。介護保険制度が始まる2000年以前は、高齢者の介護や福祉は、行政以外では主に社会福祉法人が担ってきました。

社会福祉法人に求められているのは、地域のための公益的な活動を、安定的に事業を継続することです。
また、介護サービスのみに限らず、質の高い福祉人材の養成や、地域のための公益的な活動、災害時などに専門性を発揮できる福祉拠点として、地域貢献が期待されています。

給与に関して

「給与が低そう」と思われる介護業界ですが、介護の現場で働く職員には処遇改善を図るための手当てがあります。近江ちいろば会で支給している手当や給与モデルについて紹介します。

昇給制度やスキルアップ研修、キャリアアップ制度など、職場環境改善の取り組みを行っている事業所へ付与される手当です。手当は賃金として職員へ還元することを義務付けられています。
近江ちいろば会は処遇改善・特定処遇改善・介護職員等ベースアップ加算をすべて取得しており、職員へしっかりと還元する体制を構築しております。

1給与モデル

一般企業(中小企業)の年齢別の正社員・正職員賃金と、近江ちいろば会職員ちいろば会職員(シフト職)の年収(大卒/介護職)を比較しました。
『令和元年賃金構造基本統計調査』の賃金は、月収データを12か月分で計算したものです。

一般企業 近江ちいろば会
20~24歳 254.6万 310万
25~29歳 291.6万 345万
30~34歳 327.4万 352万

近江ちいろば会の年収は一般企業を上回っていることがわかります。
「給与が低そう」そんなイメージが少し変わったのではないでしょうか。

退職金制度

近江ちいろば会は2つの退職金制度を用意しております。
福祉医療機構(法人のみ負担)のほかに民間共済会の制度も用意しており、勤務年数を重ねれば重ねるほど積み立てが増えていきます。

無資格・未経験でも挑戦できるしごと

入職前の実習(新卒のみ)、入職後もさまざまな分野の研修があるので、未経験でも、資格がなくてもチャレンジできます。
もちろん、入職後に資格取得を目指してステップアップしている人もたくさんいます。

  • 1充実した研修制度

    入職前体験実習(新卒)、入職時研修や援助基礎研修では、食事・入浴・排泄ケア、持ち上げない介護(ノーリフティングケア)、認知症ケア、医学知識など、座学だけでなくグループワーク等を通して学ぶ研修がたくさんあります。

    法人内研修 定期的に就業後テーマ別研修
    階層別研修 管理者研修、主任研修、一般職員研修
    外部研修 事業所別に必要に応じて積極的に参加、業務改善活動
  • 2資格手当に関して

    介護職員の専門性の向上を実現した方には資格手当があります。未経験から資格取得をして手当を支給されています。

ワークライフバランスも充実

  • 休日数

    110日公休

  • 有給取得実績

    9.3

  • 残業時間

    1.5時間

  • 管理職女性割合

    43%

  • 男性育休取得者

    多数

取得実績

  • 滋賀県介護職員等推進事業者
  • ワークライフバランス推進登録企業
  • 女性活躍認定企業