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奥田さん
- 法人本部 介護次長
- 本部次長
- 2013年8月入社
- 中途採用
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なぜ近江ちいろば会で働くことになったのですか?
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私の場合、入職に至る経緯が他の方々とは少し異なります。前職は営業職で、主に得意先の新規開拓を行っていました。
介護保険制度がスタートした時、これからは介護業界が熱い!と見込んで、「近江ちいろば会」を新規開拓のターゲット先のひとつとして訪問を始めました。当然、既に決まった取引業者さんが入っておられ、最初は全く箸にも棒にもかからない状態でしたが、折しも現理事長の森口が常務理事として外部の企業から着任し、継続して訪問を続ける中で同じ営業畑を歩んできた理事長からいろいろな話を聞けるようになり、新しい設備導入の際に見積もりを依頼されたことをきっかけに付き合いが始まりました。職員の何人かはその時からの付き合いで、前向きな方が多く、すごくいい環境だと思いました。
理事長と話をする中で、「なんて厳しい人なんやろ」「なんてすごいことを考えている人なんやろ」「職員との関係をものすごく大切にされているな」と、厳しさの中に温かみのある、常に将来のことを見据えて行動する信頼できる人だなと感じていました。
前職で行き詰っていた時にも何度か、理事長と話す機会がありました。その何度目かのタイミングで(忘れもしない大津プリンスホテルであった展示会の日)、「うちで働いてみないか?」と声がかかりました。思ってもみなかったことで驚いたと同時に、私のことを認めてもらえていた嬉しさで、大変ありがたかったことをはっきりと覚えています。
その時は突然のことで、考えさせていただきたいと伝えましたが、前職の仕事での目標を達成したひとつの節目であったことや、祖父の介護に十分に関わることができなかった心残りがあることを親身に聞いてもらえたこと、乗り越えられない苦しい気持ちに寄り添った声がけに涙したこと、福祉という業界にとても魅力を感じたこと、そして何より森口理事長と働いてみたいという気持ちが大きく、一念発起してお世話になることにしました。
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入職して、よい意味で驚いたことはありますか?
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ずっと民間企業で営業職として働いてきたのですが、自分のことより誰かのことを優先させて思いやることが自然にできる、福祉の世界で働く方々はなんて優しいのだろうということが一番の驚きでした。
また、介護の世界は、自分が思っていた以上にクリエイティブな業界でした。この業界に入る前の私の認識では、身の回りのお世話を通して、その日その日を無事に過ごしていただくことが介護の目的のように、漠然と考えていました。しかしそうではなく、それぞれの人たちの関わり方によって、介護を受けるその方の今後の暮らしが大きく変わることにびっくりしました。働いている職員が、やりがいや誇りをもって笑顔で接している姿にも感動しました。
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従業員にとっての近江ちいろば会の魅力は何ですか?
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① 近江ちいろば会は、法人内の研修だけでなく外部の研修にも参加でき、学ぶ機会が多くあって自己成長ができます。
② 近江ちいろば会は事業所職員の仲が良く、「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」というキリスト教の精神に基づいた基本理念のもと、お互いがお互いを支えあう風土があります。
③ 近江ちいろば会は、在宅介護を中心に通所系・訪問系・入居系・小規模多機能などの多様な事業展開を行っており、様々なキャリアを積むことができます。職員一人ひとりの希望を言える場があり、非常勤職員から常勤職員へ、経験を積んでケアマネジャー、管理職などへ挑戦することもできます。介護の現場だけではなく、私がいる法人本部も例外ではなく、やったことが報われる職場です。
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今の仕事をやっていて良かったと思えることはなんですか?
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法人本部は、法人全体の運営だけでなく、介護を担うそれぞれの事業所がうまく運営できるようにサポートする仕事も行っています。事業所の職員が安心して業務に携われるよう共に方針を立てたり、良い事業所運営ができるようにと提案や意見交換なども活発に行ったりしています。結果がついてきたときや事業所の成長を実感できた時は、本当にうれしく思います。
また、私たちが行っている事業は、地域の方々の協力や連携がなくては成り立ちません。近隣地域の方々から介護についての相談を受けたり、認知症の人とのかかわり方を教えて欲しいと依頼されたりと、頼りにされる関係性を築けたときも、大きな喜びとなっています。
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目標はなんですか?
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まずは、近江ちいろば会をもっとたくさんの方に知っていただくことです。その先には、介護業界の魅力や働き甲斐などを、もっともっと知っていただきたいという思いがあります。
介護の仕事は、「大変だ」とか「給料が安い」などのマイナスのイメージを持っておられる方も少なからずおられるかと思います。けれど決してそうではなく、得られることがたくさんあります。私たちの関わり方次第で、多くの方々が安心して生活できると考えていますし、もちろんやりがいがある仕事です。このようなプラスの要因がたくさんあることを、多くの方に知っていたただけるよう、インターネットなどを通して情報発信を行っています。
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上司との関係性は?
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上司との関係については、私は良好だと思っています。
業務について相談することもできますし、提案を聞いてもらえます。小さな業務改善やレクリエーション企画など、行ったことが良かった時には評価してもらえますし、任せてももらえます。自分が至らなかった時や間違っていた時には、やろうとした気持ちを認めた上でどこが問題だったのか、アドバイスや指導をしてもらえます。言いにくいこともちゃんと言ってもらえるのは、信頼し合える良い関係だからこそだと思います。
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思い出のエピソードを教えて下さい!
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ここで、10年務めさせていただいているので、様々な場面で思い出があり一つに絞れないくらいあります。気持ち良くここで働けていることが一番だと思います。
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近江ちいろば会の価値観(理念やミッション)で好きなところを教えて下さい。
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近江ちいろば会には、「人にしてもらいたいことを、人にもしなさい」という基本理念があります。これは、「私たちはキリスト教の理念に基づいて高齢者の全生活において隣人愛の奉仕を実施することを基本理念とします」ということを表しています。
私は、まずは一人の人として、この基本理念に基づいて行動することがとても大切だと思っていますし、そうしようと努めています。自分が何かをしてもらいたい側に立ったとき、そうしてもらうことで自分自身の人生が良い方向に進んでいくと思っています。
業務中に限らず、私はこの考えを指針としています。
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福祉の本部の仕事ならではの魅力を教えてください
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介護保険制度は、3年に一度大きな法改訂があります。介護報酬の金額が変わったり、今まで算定できていた加算の算定が難しくなったり、あるいは新しい加算が加わったりと、法人の運営に大きく影響します。なるべく早い時期に情報を収集し、法人やそれぞれの事業所にとってどこがどう大きく変わるのか、どのような影響を受けるのかを見極めて重点的に取り組むことを決め、併せて算定できる加算要件の確認とそのために必要なことについて各事業所と力を合わせて対応していきます。
事業所が安心して運営できるようにするためのサポートは、現場の業務から分離されている本部だからこそできることが多くあります。共に悩み、共に意見を出し合い、成果が上がったときの喜びは最高です。
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今後福祉業界における本部の重要性を教えてください
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近江ちいろば会の本部は、総務・人事・経理・介護保険の専門職がそろっています。法人全体から見ると大きな強みで、それぞれの事業所は介護サービスの提供という自分たちの業務に集中することができます。現場と本部は法人の両輪で、お互いに支え合うことでより良い法人運営が可能となります。どちらが欠けても、強い法人にはなり得ません。片方の車輪を担う本部機能は、極めて重要な位置づけになります。
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最後に求職者(将来、一緒に働く仲間)の方にメッセージをお願い致します。
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世の中には、たくさんの業種があります。福祉の業界の中にも、たくさんの法人があります。求職者の方は、自分のこれからのキャリアを考えるに当たって、思い悩まれることがあると思います。大きな決断です。色々見てきてください。
近江ちいろば会には、たくさんの事業所があります。一か所の法人で、いろいろな業務を行う事業所を効率よく見ることができます。転職しなくても、別の事業のキャリアを積める魅力もあります。ぜひ、近江ちいろば会を判断の一つに加えてください。
近江ちいろば会で働いている私から皆様へ。
私は、法人の考え方、人、何より近江ちいろば会のことが大好きです。これから最も必要とされる高齢者業界を一緒に盛り上げて、高齢者の方も私たちも良い人生を歩んでいきましょう。
お待ちしております。
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